実は重要!? クレジットの序列とは……(前篇)

2020/02/14 ブログ
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こんにちは!

『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。

 

今回のブログは、前篇と後篇に分けて、業界特有の知識「クレジットの序列」についてです。

 

 

【目次】

1.クレジットの序列って?

2.主な事例を見てみよう

 

詳細は下記をご覧ください。

 

 

1.クレジットの序列って?

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ドラマや映画で、オープニングもしくはエンディングでキャストやスタッフが表示される「クレジット」。最近では、本編と同時進行でクレジットが表示されることが多くなりました。むしろ今は大河ドラマや朝の連続テレビ小説、ごく一部の民放のドラマぐらいでしか、オープニングやエンディング映像と共にクレジットが表示されなくなりました。

 

基本クレジットの流れとしては、原作・脚本家→音楽家→主題歌→キャスト→スタッフ全般→プロデューサー→演出・監督→制作著作という順番になっています。

 

特にキャストは、ある程度順番が決まっているのです。

主演→準主演・ヒロイン→メインキャスト→端役→重要人物

刑事ドラマなど、1話完結ものにはゲスト枠が設けられることがありますが、それは後に出てくる項目3の事例を参照してみてください。

 

ちなみに、クレジットにおける専門用語は、以下の通りです。

・トップ……言わずもがな主演の人。

・トップ2番手……2番目に名前が来る人。ヒロインや準主人公がここになります。

・トップグループトメ……連名でキャストが表示される前に単独で名前が出てくる最後の人。ある程度知名度がある俳優さんがこの位置になると、この表記が使われます。

・中グループトップ……連名が続いた後、最初に単独で名前が出てくる人。刑事ドラマでは主にゲスト枠がこの位置になります。

・中トメ……物語の重要人物として扱われることが多い。前後に連名を入れて、一人単独で名前を出すことで特別感を出します。

・トメグループトップ……劇団名やプロダクション名が表示されたすぐ後に単独で名前が出る人。大河ドラマなどでは、ベテラン俳優さんがこの枠で固定をされるトメグループの中でも最初に名前が出る(トップ)ということで扱いを良くします。

・トメ前……最後から2番目に名前が出る人。作品の中で、主要キャストになる人はこの位置も使われます。

・トメ……キャストの中で最後に名前が出る人。作品によってはW主演の片方が表示されたり、作品の中で上司役など偉い役職の人がここに表示されることが多いです。

 

このように、クレジットはある程度の序列が決まっているのです。

 

 

2.主な事例を見てみよう

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上記の項目では、専門用語を紹介しました。

では、実際に放送されたドラマのクレジットの序列を見ながら、事例と解説をしてきます。

「→」や「/」の数は、前後の余白の差を表しています。

 

ドクターX 第4シリーズ 第1話より エンディング縦スクロール(敬称略)

米倉涼子(トップ)→→→→→生瀬勝久(トップ2番手)→→→内田有紀(トップ3番手)→→→勝村政信(トップ4番手)→→→滝藤賢一→→草刈民代→→→瀧川英次→→長谷川朝晴→→(略)連名→→→渡辺大知(中グループトップ・ゲスト)→→→竜雷太(特別出演)(中グループ2番手・ゲスト)→→→(略)連名→→→→岸部一徳(中トメ)→→→→(略)連名・劇団名・プロダクション名→→→→吉田鋼太郎(トメグループトップ)→→→→泉ピン子(トメ前)→→→→西田敏行(トメ)

この作品は、ゲスト枠を中グループに表示しています。また、この作品を見ている方なら、何となくどういう序列で表示されているかが分かりやすいと思います。キャストのキャリアもありますが、物語上の役柄を重視される作品かと思います。

 

101回目のプロポーズ 第1話より(敬称略)

浅野温子(トップ)/江口洋介/田中律子/(略・連名)/竹内力/浅田美代子/武田鉄矢(トメ)

この作品は、ご存じの通り浅野温子・武田鉄矢W主演です。W主演だからといって、トップで連名にするのではなく、どちらかをトメとして扱うパターンです。

 

大河ドラマ「篤姫」  第7話より(敬称略)

宮崎あおい/瑛太/小澤征悦/長塚京三/樋口可南子/岡田義徳/佐々木すみ江/(略・連名)/沢村一樹/的場浩司/麿赤児/(略・連名)/江守徹(トメグループトップ)/草刈正雄/高橋英樹

大河ドラマ「篤姫」のクレジットのポイントは、江守徹の位置です。実は物語上で死去する回を除くすべての回で、トメグループトップを死守していました。これはこれまでの大河ドラマ出演の実績や役柄を考慮した配置です。ちなみに、物語で死去した回は、トメの位置だったので、やはりそれなりの考慮だったのだと思います。

 

 

事例を見ると、何となくイメージがついたと思います。

ドラマや映画を見たうえで、クレジットがどんな順番になるかを気にしながら見てみると、面白さも増えるんだろうなと思いながら、私は普段ドラマを見ています。

 

次回も「クレジットの序列」について話していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!