伝えるための文章とは!?~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~
おはようございます!
『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。
今回は、普段文章を書くときにも是非気を付けていただきたい「伝えるための文章」についてご紹介していきます。
【目次】
1.専門用語を乱用するな!
2.文体に個性を出し過ぎるな!
3.読み手の事を考えろ!
4.何を伝えるかを考えろ!
詳細は、下記をご覧ください。
1.専門用語を乱用するな!
企業のホームページやパンフレット、または社外に向けて発信する会報誌などで一番気を付けていただきたいのが専門用語の乱用です。
よく代表挨拶などのコメントで見受けられるのが、社内では通用するような専門用語や横文字を頻繁に使っていることです。社員たちはその言葉に聞き慣れていても、取引先や業種が違う方にとって、その言葉には全く縁がないのです。にもかかわらず、挨拶文やコメントなどでつい相手の目線を考えずに、独りよがりな文章になってしまいがちです。せっかく良い内容のことが書かれているのに、専門用語や横文字の乱用により全く内容が入ってこない事態になっては非常にもったいないことです。
専門用語や横文字を使わない方法としては、別の言葉に書き換えたり、表現をかみ砕くといった方法があります。しかし、それでも限界はあると思います。文脈的に専門用語や横文字をどうしても使ったほうが良い状況もあると思います。そういった場合は、補足や注釈などの説明を入れると良いでしょう。このように使う言葉を配慮することで、相手の目線に立った文章を書くことができるようになります。
2.文体に個性を出し過ぎるな!
文章を書くことに対して抵抗がなく、むしろ小説を読むなどして文章とふれあっている方はスラスラと文章が書けることが多いです。これは本を読んで情報を頭の中に入れるインプットと、文章を書くというアウトプットのバランスが両立されているからです。しかし、ここで気を付けなければいけないのが、文体の個性です。
読んでいた小説の影響で、文体が影響されるということもあります。会社の資料、毎日の日報などの文章が、あまりにも個性的すぎると読む人にとっては内容が入ってこなくなってしまいます。
「烈火の如く」「不死鳥のような」と、明らかな小説的描写を資料や日報などで書くと、それを読んだ人は間違いなく頭の中が混乱し、「この人は一体何を考えているんだろう」と考えてしまいます。実は文章の中で、書く人の性格や癖というものは出てきます。自分では気づいていなくても、その癖が出過ぎると良くありません。
この文章表現はちゃんと相手に伝わる一般的表現なのか、と自分の文章を客観視することが大切です。
3.読み手の事を考えろ!
上記の1、2で共通するべきは、「読み手のことを考える」ということです。
日記や小説、ブログなど自分の世界観の中で自由に描く文章ならば全く問題ありませんが、その文章は一体何のために書いているのか、という原点に戻ってみましょう。その文章は誰が読むのでしょうか。上司、同僚、取引先、クライアント、一般顧客……俗に言う読み手というものがそこにいるわけで、ターゲットに合わせて同じ内容でもちょっとした言葉のチョイスを変えるだけで、印象も何もかも変わってきます。
「そうだ、京都行こう」という有名なキャッチコピーがありますが、これはポスターに掲載されている四季折々の風景写真などはその都度変わっていますが、「そうだ、京都行こう」というキャッチコピーは変わっていません。ビジュアルで覚えるよりも、耳で聞いた言葉が印象に残ることもあります。
ホームページやパンフレットなど、相手に対して何か見せるコンテンツやツールがあった場合、相手に印象付けるための重要なポイント部分になってくるのは写真やイラストではなく、キャッチコピーや企業スローガンなのです。
4.何を伝えるかを考えろ!
文章は書いて終わりではありません。その文章が相手に伝わったことで、初めてゴールになるわけです。話すのが上手くても文章に起こすのが苦手な人、その逆で、文章を書くのは得意なのに話すのが苦手な人と、当然いろいろなパターンがあります。
話す人が上手くても文章に起こすのが苦手な人にありがちな文章としてあるパターンが、文章の区切りがなくて情報が伝わらないということです。
普段の話し言葉の感覚で文章を書いていることが原因で「~で、~で、~で」と、一向に文章が途切れなくなってしまうのです。耳で聞く分にはそれほど影響はないかもしれませんが、これが書類など文字として起こされていると、「この文章は何を伝えたいんだ?」と、せっかくの文章なのに相手に何を伝えているのか分からない内容になってしまいます。
仕事に限らず、日記や手紙、SNSの投稿など文章を書く機会はたくさんありますが、やはり発信するということは、伝えるべき相手がいると思いますので、そこで一体何を伝えたいのかを考えることが重要だと思います。
そして、ぜひ考えていただきたいのは「文章を書けること」と「相手に伝わるための文章が書けること」ということです。
文章力があって、表現力が豊かで、それなりに文章をスラスラ書けていたとしても、ちゃんと読者(相手)に伝わるように考え抜かれた文章になっていなければ、それは独りよがりの文章に過ぎません。相手に伝わる文章にはなっていないのです。
オフィスリバーインが運営するライティングスクールでは、こういった文章の基礎をしっかりと学び、仕事にも生かせるようなカリキュラムをご用意しております。詳細は、下記の『ライティングスクール』のボタンより、特設ページをご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!