子どもたちの国語力~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~

2021/05/28 ブログ
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おはようございます!

『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。

 

今回のブログでは、子どもたちの国語力についてご紹介していきます。

 

【目次】

1.全国学力テストが2年ぶりに実施

2.愛知県の過去の結果が……

3.他の教科にも影響?

4.国語力を鍛えるには

 

詳細は、下記をご覧ください。

 

 

1.全国学力テストが2年ぶりに実施

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先日、全国学力テストが2年ぶりに実施されるというニュースを見ました。

この学力テストの対象となるのは小学6年生と中学3年生で、それぞれ国語と算数(数学)の2教科で実施されます。愛知県内では、公立の小中学校約1400校が参加したとのこと。

また、この学力テストでは自宅での学習状況などのアンケート調査も実施されています。

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止になりましたが、今年は2年ぶりに感染防止対策を取っての実施でした。

 

そもそも全国学力テストとは、正式名称を『全国学力・学習状況調査』と言い、文部科学省が日本全国の小中学校の最高学年(小学6年生、中学3年生)全員を対象として、学力・学習状況の調査を目的として行う学力調査のことで2007年より実施されています。

ちなみに、文部科学省が規定する全国学力調査の目的は、以下のとおりです。

1.義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。

2.学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。

3.そのような取り組みを通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。

 

 

2.愛知県の過去の結果が……

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2年ぶりに実施された今テスト。実は過去2回の結果を見ると、2年連続で愛知県の小学6年生は小学6年の国語の平均正答率が低く、全国最下位となってしまっているのです。

2019年に実施された今テストにおける小学校6年生の全国平均正答率は63.8%に対し、愛知県は59%という結果になっています。

ちなみに、東海3県の中学3年の平均正答率はそれぞれ全国平均並みか、それ以上でした。

 

なぜこのような結果になったのか。以下は、東海テレビニュースの記事の引用になります。(引用元:小6国語がまた全国最下位の愛知…専門家「このままでは沈んでいく」 必要な“論理的考え方”の学び https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20190731_92535


 なぜ、愛知県の小学6年の国語は平均正答率が低いのか。京都の立命館小学校で校長を務めた経験もある、教育方法学に詳しい中部大学の深谷圭助教授に理由を尋ねてみると…。

深谷教授:
「新しい学力テストの問題では知識を活用することが重要視されています。2000年代から論理的に物事を考える子供達にするにはどうしたらいいか、グループ学習や学びあい、個別対応など様々な授業の形態が工夫されていますが、愛知県では一斉授業や教科書に基づく内容の指導に終わっています」

 深谷教授は、愛知県の指導内容は知識を活用したり論理的に考えたりすることに重きを置いた、学力テストへの対応が遅れていると指摘。その上で、危機感を持って教育改革にあたる必要があると話します。
 


 

 

3.他の教科にも影響?

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国語における読解力は、国語の授業に限らず他の教科にも影響すると言われています。英語でも数学で理科でも社会でも、試験には必ず問題(問い)があります。この試験に実は読解力がとても大きく関わってくるのです。

実は近年、試験で出された問題についてそもそも問題の意味が理解できていない子どもがいるという現象が起こっているのです。答えを見つける以前に、そもそも聞かれた問いの内容が理解できていないので、答えようにも答えられません。

 

国語という読解力の基礎がないと、他の教科も分からないのは当然です。教科の得意不得意はもちろんあるかもしれませんが、国語の基礎を身に付けている人は試験などで出される問題の意味は少なからず理解していると思います。

それぐらい読解力というのは、様々なところに影響が出るぐらい必要な力と言えます。学校の授業に限らず、社会に出ても読解力が必要になる場面はいくらでもあります。社会以前に、日常生活でもLINEのやり取りなどで実は読解力が必要となる場面はあるのです。日常生活は読解力でできているといっても過言ではないと思っています。

 

 

4.国語力を鍛えるには

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国語力を鍛えるには、やはり根底に読むことと書くことがあります。音読をすることで自分が読んでいる文章の情景を頭の中に思い浮かべます。そしてその情景の中で何が起こっているのかを頭の中でイメージさせます。そうすることで、自分の中のイメージが確率されて自分が今どういった内容の文章を読んでいるのかを理解することができるのです。

 

読解力なのになぜ書くことが必要なのか。それは自分で自分の文章を書く上で必要になる語彙力です。この語彙力を鍛えることも国語力を鍛えることと直結しているからです。ことわざや四字熟語など、普段は使わないけれども何かの時にふと出てくる言葉、誰かの挨拶の中に出てくる言葉などに対して、「この言葉はどういう意味なんだろう?」と疑問を抱いて、興味を示すことから始めれば良いです。

 

結論としては、国語力を鍛えるには、本を読むことや文章を書くことに最低限の興味を示す必要があります。国語が好きな人、あるいは理解力が早い人の特徴として、本や新聞を読むことがあるようです。やはり文章を読んだり、その中でイメージをしていくうえで、国語力は鍛えていけるようです。

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5月30日(日)に、およそ1年ぶりに行う『オトナのための作文教室』でしたが、愛知県に緊急事態宣言が発令されたため、6月13日(日)に延期とさせていただきました。

緊急事態宣言の延長により、開催については現在協議中です。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!