冊子構成を考える~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~
おはようございます!
『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。
今回のブログでは、専門的な話ですが『冊子構成』についてご紹介していきます。
【目次】
1.冊子構成と誌面構成って何?
2.目的に合わせて考える?
3.ただの枠組みではいけない?
4.身の回りにある冊子とは?
詳細は、下記をご覧ください。
1.冊子構成と誌面構成って何?
『冊子構成』とは、その言葉のとおり冊子と呼ばれる媒体の構成を考えることです。
例えば「表紙の写真はどうする?」「裏面には何を入れる?」「そもそも何ページにする?」など、冊子を作るにあたって全体の構成やパーツを考えていきます。
この全体構成が決まると、中身の話になっていきます。これはあくまでも紙媒体を作るお話ですが、文字数や写真枚数など1ページ1ページの内容を考えていきます。これが誌面構成になります。
案件ごとに異なりますが、先に原稿や写真が用意されてそれをデザイナーがデザインをするパターンもあれば、逆にデザイナーが先に写真と大まかな文字数をダミーテキストとしてレイアウトを組んで指定してくるパターンもあります。
どちらが正しいとか間違っているとかというものはありません。ライター、デザイナーがそれぞれやりやすいやり方を選ぶだけの話になりますが、ここの連携はとても重要だと思います。先に相談をするのも良いかもしれません。「レイアウトまだ?」「原稿まだ?」とお互いが待機状態になってしまうのはよくありませんので、ある程度のルールを考えておくと良いでしょう。
2.目的に合わせて考える?
『冊子構成』と一概に言っても、そもそもの形式が違うと全く違うものになってきます。
例えば文集を作るとしたら、写真が多すぎるといけません。『文集』と言っているのに写真が多いと、全く『文集』に見えなくなってしまうことだってあります。
他にもフリーペーパーを作ろうと思ったら、広告協賛枠が必要になります。目標が何社なのか、一枠が何円で、金額が大きくなると企業ロゴなどを入れる協賛枠が大きくなるのか、そのページは何ページ設けるのかといったことも考えなければいけません。ページ数が多くなれば『目次』も入れる必要があります。その目次を何ページ目に入れるのか、ということも『冊子構成』の中で考えていきます。
この冊子構成をまとめるためや、冊子の仕事をする場合、基本的に『台割』(だいわり)というものを作ります。これがあると、とても便利なのです。
実は2年前のブログで『台割』については紹介しているので、詳細は以下のブログからご覧ください。
https://office-river-in.jp/blog/20190617-725/
3.ただの枠組みではいけない?
冊子ものの編集をしていくと、実はある程度冊子構成というのはデフォルトになってくるものです。でもこれが、実は気を付けなければいけないことでもあります。
同じような冊子を作ると、「あの枠にこれを入れとけば良いかな」と冊子構成を考える意識が低下してしまうことがあります。
例えばパンフレットを作ったとして、大枠は決まってきてしまいますが、ポイントは「本当にこの構成で良いのか?」と一旦ブレーキをかけることです。
「このパンフレットは誰に向けて渡すものなのか?」「いつ配るものなのか?」など細かい目的やターゲットを考えていくと、デフォルトの枠組みに頼ってはいけないということを考えさせられます。
パンフレットに限らず、同じような冊子物が続く場合でも、作る目的やターゲットを考えながら、たまにはぶっ飛んだ企画を考えたり、あえてこれまでにないものを入れてみたり、新しい冊子構成を考えるためのアイデアが必要になります。逆に冊子構成を考える上で固定概念は一番不必要なことだと思います。
4.身の回りにある冊子とは?
先ほどから『パンフレット』『文集』『フリーペーパー』といった言葉が出ているように、実は冊子と呼ばれるものは、身の回りにたくさんあります。
日常生活で手に取っているのものとしては、市役所の広報や企業の会報誌、飲食店などが掲載されているタウン誌、定期購読している雑誌などでしょうか。
つまり読み物として成立しているもの、また本と呼ばれるもの、それらは全て一括りに『冊子』と呼ばれるものになります。
出版社やその中にある編集部が作っているイメージがあると思いますが、企業の会報誌などは社内の広報部が制作したり、デザイン会社や印刷会社、編集プロダクションなどに外注していることもあります。オフィスリバーインでも、『にしおデイズ』というフリーペーパーを自社制作発行していますし、イベントの会報誌を制作した事例があります。
元々、弊社代表の川内が学生時代からフリーペーパー制作に携わっていたこともあり、オフィスリバーインまたは広告制作事業部であるリバーイン・クリエイトでは、冊子編集が得意分野になっています。
ぜひ会報誌など冊子ものを作りたい場合は、弊社に一度ご相談ください。
5月30日(日)に、およそ1年ぶりに行う『オトナのための作文教室』でしたが、愛知県に緊急事態宣言が発令されたため、6月13日(日)に延期とさせていただきましたが、緊急事態宣言の延長により、開催時期については現在未定となっております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!