作文を書くときは、噛み砕こう!~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~

2021/07/09 ブログ
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おはようございます!

『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。

 

今回のブログは、前回の続きで夏休みの宿題で苦手であろう作文についてのポイントをご紹介します。

 

【目次】

1.率直な感想をまずは書く

2.率直な感想を砕いていこう

3.いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、なぜ

4.並び替えてみよう

 

詳細は下記をご覧ください。

 

 

1.率直な感想をまずは書く

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夏休みの作文で一番多いのは、何かを体験したという体験談が多いと思います。今は貧困の差を問題視するために『家族で○○へ旅行に行きました』という内容をNGにしている学校もあるようです。

そうなると、まさに『生活作文』という名前の如く、日常での出来事を作文にする必要があります。脚本も同じなのですが、意外と『日常生活』を描くのはとても難しいのです。脚本でも誰かが病気になる、恋愛するなど、エピソードが必要ですが、生活作文でも取り入れるべき日常のエピソードをラインナップするところから始めてみましょう。

 

そして前回のブログでも書いたようにメモをします。ここでは、まず決めたテーマに対しての率直な感想で大丈夫です。「すごかった」「楽しかった」「美味しかった」これぐらいシンプルで大丈夫です。大事なのは、作文を書いた本人の率直な感想です。その率直な感想が、本人にとって一番印象的だったということは、結論として一番伝えたいということになるからです。それをこれから膨らませていきます。

 

 

2.率直な感想を砕いていこう

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例えば人の話を聞いて「すごかった」、友達と遊んで「楽しかった」、お菓子を作って「美味しかった」、とそれぞれ感想を書いたとしましょう。書いた本人にとって、「すごかった」「楽しかった」「美味しかった」が印象に残った感想です。この感想を噛み砕いていくのです。

「すごかった」と思ったのなら、具体的にどうすごかったのかを書きます。「すごい」の中にある気持ちは、『びっくり』もしくは『驚き』なのか、知らなかったことを知れたことなのか、一概に『すごい』にもいろいろあります。

「楽しかった」と思ったのなら、何が楽しかったのかを書きます。『ボールで遊ぶこと』『買い物に出かけること』、書いた本人にとっての「楽しい」は、感じた人によって違いますよね。

「美味しかった」と思ったのなら、それが『甘かった』のか『辛かった』のかを書きます。『美味しい』といっても味にはたくさんありますよね。

 

このように、一つの感想を噛み砕いたり、レパートリーを増やしていくだけで作文の内容はどんどんと膨らんでいきます。

 

 

3.いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、なぜ

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『5W1H』という言葉、聞いたことがあると思います。「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どのように」「なぜ」。英語の授業の疑問形で習ったと思います。習ったのは英語かもしれませんが、実は作文においても必要なことなのです。

例えば「友達と遊んだ」という事実を、作文にするとしましょう。友達と遊んだという事実に、『5W1H』を当てはめてみましょう。

 

・友達と遊んだのは、いつだったのか?→『一週間前』とか『昨日』では情報量としては足りないので、『夏休み』『8月1日』など季節感があるとなお良いと思います。

・友達と遊んだのは、どこだったのか?→『友達の家』『自分の家』『公園』など、遊んだ場所を順番に書いてみるのも良いと思います。

・そもそも友達とは、誰なのか?→『近所に住む○○君』『同じクラスの○○ちゃん』など、名前だけでなく自分との関係性があると膨らみます。

・友達と、何で遊び、そしてどんなことが起きたのか?→『ゲームをした』『どちらかが負けた』『ブランコをした』『お互いに押し合った』など、何で遊んでそこでどんなことが起きたのかを書いてみましょう。

・なぜ友達と遊んだのか?→『○○君が誘ってくれたから』『○○ちゃんに私から声をかけた』などです。「○○君が誘ってくれて嬉しかった」と書くと、友達と遊ぶきっかけが一つのエピソードになります。

 

 

4.並び替えてみよう

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率直な感想を噛み砕き、そして『5W1H』を付け加えたら、その文章を並び替えてみましょう。

『私は夏休みに同じクラスの○○ちゃんと遊びました。』(『いつ』『だれ』が入っています)

『○○ちゃんの家から電話があり、「一緒に遊ぼう」と誘ってくれました。』(『なぜ』が入っています)

『○○ちゃんの家に行くと、一緒に△△のゲームをしました。○○ちゃんは、とてもゲームが上手で、私は何回も負けてしまいました。』(『どこ』『なに』『どのように』が入っています)

 

ざっくりと例を出すと、こんな形になります。後は、他にもその場で起きた出来事や自分が体験したことを書きます。レポートや日報とまでは言いませんが、その空間の中で自分が何をしたのかをより細かく書くことで、作文を読んでいる人にも情景が思い浮かぶものです。

相手がその文章を読み取るだけで情景が頭に思い浮かべることができるかが、『作文』『小説』などの文章の羅列のポイントになります。『作文』は相手に読ませるための文章です。

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まもなく夏休みが始まります。先月発行された西尾市の『広報にしお』に掲載されていますが、西尾市一色町にある『子育て・多世代交流プラザ』では7月29日(木)に『作文の書き方を学ぼう』という講座が開かれ、弊社代表・川内が担当講師をさせていただきます。

お申込みは7月10日(土)から始まっています。お子さんにぜひ受けさせたいという方、お申込みお待ちしております。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!