読書感想文の内容を膨らませるために~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~
おはようございます!
『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。
今回のブログは、読書感想文の内容を膨らませることについてご紹介していきます。
【目次】
1.まずは本を選んだ理由を書こう
2.簡単なあらすじを書こう
3.本を読んだ率直な感想から書こう
4.作者の意図を考えよう
詳細は下記をご覧ください。
1.まずは本を選んだ理由を書こう
夏休みの宿題の中で、生活作文や詩に続いて時間がかかる作文系の宿題といえば『読書感想文』です。生活作文など自分が体験したことではなく、本を読んで自分の感想を書かなければいけないので、作文を書く子どもたちも、それを見守る保護者の方も実は意外と苦戦するものです。感想文なので、当然本を読んだ感想を書く必要がありますが、内容を膨らませるために、最初に「なぜその本を選んだのか」を書きましょう。
その本を読むまでにもエピソードがあると思います。「友達や先生に進められたから」「課題図書だったから」「タイトルを見て面白そうと思った」など、本を選んだ理由をまずは書くと良いでしょう。本との出会いを書くことで、筆者(作文を書く子ども本人)の個性が表現されます。そうすれば同じ本を仮に選んだ人がいたとしても、そこで差別化を図ることができます。例え同じ本を読んだとしても、読むきっかけや感想などはそれぞれ違います。構成がテンプレートになったとしても、内容はしっかりと筆者である子どもたち本人だからこそ書ける内容にしましょう。
2.簡単なあらすじを書こう
読書感想文のマス稼ぎで、ひたすらあらすじを書いたことがある大人の方は多いのではないでしょうか。ですが決してあらすじを書くことがいけないことではありません。読書感想文を提出した先、もしくはコンクール等で応募する先の人が作文を読んだとしましょう。作文を読む人は、その本の内容をすべて熟知しているわけではないので、最低限どういう話なのかを説明する必要があります。あらすじを書くことも、構成力が問われます。自分の読んだ本の内容を、限られた文字数の中で紹介できるのか。実は物語を読んだうえであらすじとして整理することも、難しい作業の一つです。
どういう環境にいる主人公が、どんなことをして、どんな出来事に遭遇して、最終的にどうなったのか、これを脚本ではプロットと言いますが、「どうなってしまうのか?」で終わらせるのではなく、結果的にどうなったのかというネタバレまでするのが、本来のあらすじです。あらすじをある程度膨らませることができれば、原稿用紙1枚分は確保できると思います。
3.本を読んだ率直な感想から書こう
ここからが、筆者の個性が一番強く押し出せる部分です。その本を読んでどう感じたのかです。基本的に膨らませ方は、生活作文と同じです。「悲しかった」「面白かった」「すごかった」という率直な感想があったとしたら、具体的にどんな場面が「悲しく」「面白く」「すごい」シーンだったのかを伝えましょう。そうすることで、たくさんの場面がある中で筆者が一番印象に残ったのがその場面ということになります。これは、例え同じ本を読んでいたとしても、印象に残るシーンは人それぞれ変わってくると思います。
また本を読んだうえで思った率直な感情はあるので、その感情をさらに具現化していくことがポイントです。率直な感想の後に、筆者本人の境遇と比べてみるのも作文として膨らませられるポイントです。「自分が同じ状況になったら、同じことをしたと思う」「自分にはできないことなので、自分もできるようになりたい」など、作中の中に出てくるキャラクターと自分を比較すると良いでしょう。
4.作者の意図を考えよう
こちらも、筆者の個性をより押し出す部分になります。この部分は、ちょっと難易度が高いかもしれませんが、より良い内容にするために挑戦してみると良いでしょう。
作者の意図というのは、この作品を通じて作者が伝えたかったことは何かということです。課題図書で選ばれている書籍でよくあるのは「命の重み」「人間関係」など道徳心に重きを置いている内容のものが多いです。
自分が選んだ本を読んだうえで、作者がどんなことを伝えたかったのか、それは当然作者本人しか知り得ないことではありますが、読者としての考察を書くことが重要になってきます。この部分はあくまでも考察なので、明確な答えが一つではありません。それぞれ本を読んだ読者たちの考え方の一つひとつが考察になります。
「この本を書いた人は、○○○○ということを伝えたかったのではないだろうか」というように直球に書いても良いでしょうし、どこかの場面やセリフを引用して一番伝えたかったであろう部分を考えてみるのも面白いかもしれません。
いかがでしたか? 夏休みの宿題で、どうしても後回しになってしまう作文系ですがポイントを抑えれば、スムーズに終わらせることができます。くれぐれも8月31日まで、作文をため込むことがないようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!