情報発信の責任~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~
おはようございます!
『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。
今回のブログは、情報発信の責任についてご紹介していきます。
【目次】
1.ラーメン評論家、入店拒否
2.あくまで中立な立場でいること
3.誰かを傷つけてはいけない
4.名誉棄損になることも
詳細は下記をご覧ください。
1.ラーメン評論家、入店拒否
9月24日に、元『バイトAKB』のメンバーでラーメン店『師匠八雲』『中華蕎麦 沙羅善』などを経営する梅澤愛優香氏が、セクハラなどを理由にラーメン評論家の入店を禁止することをTwitterで公表したことが話題となりました。フードジャーナリスト・はんつ遠藤氏が、9月28日に自身のブログで自分であると名乗り出ましたが、そのブログの内容がさらに騒動に拍車をかけてしまったのです。
ブログには、飲酒をすることで泥酔し豹変をしてしまうという自らの振り返りを記しており、これが反論や釈明ではなく、ただの開き直りと読み取れるということで、火に油を注ぐことになってしまったのです。確かに内容を読んでみると、開き直りと言われても仕方ない文面だと思います。評論家という肩書きで仕事にしている以上、何かを評価するにあたっては開き直りではなく、ある出来事や物事に対して感情論や個人的主観ではなく、あくまで中立な立場で評論をしてほしいものです。しかし食べ物の好き嫌いは分かれるので、食べ物の評論家は中立な立場で物事を伝えるのは難しいものなのかもしれません。
2.あくまで中立な立場でいること
新聞や雑誌を含め、情報を発信するうえで細心の注意を払わなければいけないのが、上記でも伝えたように『中立の立場』ということです。例えば何かの雑誌に政治や政策に対して賛成なのか反対なのかという主観的な目線で文章を書いてしまうと、「この雑誌は○○党を支援している」「左翼だ、右翼だ」など、雑誌全体に会派や思想が入っていると勘違いされてしまいます。その雑誌を見て、もし仮にどこかの党を支援する力が大きなものになってしまったら、雑誌として何かしらの影響を与えてしまったことになります。
雑誌を読む人は、政策に対して賛成の人もいれば反対の人もいるでしょう。だからこそ、どちらかに偏った内容を掲載することは当然タブーなのです。それぞれの思想や考えをもっている読者がいるからこそ、どちらかに肩入れをする内容にしてはいけないのです。
よくテレビで都知事や県知事の選挙を伝えるニュースがあります。「有力候補」と謳っていますが、それはあくまで番組目線にすぎません。そのため、複数人候補がいる中の特定の数人をピックアップしてニュース番組で伝えるというのも、本来であれば中立とは言えないのです。
3.誰かを傷つけてはいけない
情報発信をする側にとって、『中立な立場』と同じぐらい気を付けなければいけないのは、『誰かを傷つけてはいけない』ということです。情報を流した先にいる対象者のことも、情報発信する側は考えていかなければいけません。
ネットリテラシーの分類も入ることかもしれませんが、発信者側が何か情報を流すということは、当然受信者側がいるわけです。情報を流す者の責任として、例え99人を笑顔にすることができても、1人を悲しませてはいけないのです。
1番の項目で書いた事例がまさにそれです。ラーメン評論家の言動によって、店主は傷ついてしまっているのです。お酒のせいにする開き直りもいかがなものかと思いますが、結局この事例において、傷つけた人と傷つけられた人がいるということは事実です。
言葉だけで伝えることは難しいです。お互いの認識の違いで、送り手と受け手が傷つけあってしまうことも想定されます。言葉は得意分野や専門分野として武器にしても良いですが、凶器にしてはいけないのです。情報や価値観が多様化している今だからこそ、シビアでデリケートなことかもしれませんが、情報を発信する以上は様々な視点や論点を考えていくことが必要になってきます。
4.名誉棄損になることも
週刊誌などでよくある事例として、ありもしない出来事をあたかも事実のように書いて、記事で報道された人が名誉棄損として訴えるということもあります。当然、でたらめな報道が世間に流れたら訴えたくなるでしょう。名誉棄損で訴訟問題となれば、またややこしいことになってしまいます。軽はずみな気持ちでデマを流すということは到底許されることではなく、やはりこれも相手を傷つけることになってしまいます。自分が発信する情報には、やはりちゃんと責任をもたなければいけないのです。
またネットニュースでも、でたらめなこと記事が出回ることが多いです。大抵そういう記事を見ると、著者(記者)の名前が記載されていないことがあります。つまり匿名のため、誰が書いたのかわからず、ある意味では責任逃れということになります。自分が書いた原稿は、最後まで自分が責任をもたなければいけないのが、本来の業界のルールでありマナーであり、専門的な技術をもつ職人としてのプロ意識なのです。
いかがでしたか? 今回は、ちょっと真面目な内容でした。ですが今回書いたことは、当然のことでありながらもそれが上手くできていない現状でもあります。情報を発信する我々としては、基礎的なことかもしれませんが、こういった部分はしっかりと意識をもたなければいけないものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!