相手に合わせて言葉を考える~愛知県でライター業務・広告制作を行うオフィスリバーインのブログ~

2021/10/15 ブログ
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おはようございます!

『文字のチカラは、あなたのチカラに。』のキャッチコピーでおなじみ、愛知県西尾市で広告制作をしているオフィスリバーインです。

 

今回のブログは、相手に合わせた言葉の使い方についてご紹介していきます。

 

【目次】

1.言葉って難しい

2.流行言葉の乱用に注意

3.お互いの常識は違う

4.困った時の言い換え

 

詳細は下記をご覧ください。

 

 

1.言葉って難しい

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皆さんは国語の授業は得意でしたか? それとも苦手でしたか?

授業で聞いた言葉を思い出してみてください。名詞、動詞、副詞、接続詞、形容詞、形容動詞……日本語というだけでたくさんあるのに、さらにそれを細かく分類するとキリがありません。

日常生活を送っていく中で、「語彙力がほしい」と思ったことがあるのは、おそらく一度や二度ではないはず。『語彙力』に関する書籍を読んだところで、自分の身にならなかったら元も子もありません。

 

小説を読んでいても、難しい表現が出てきてイマイチ分からないということもあると思います。でも難しい表現でも、それは英語でも韓国語でもない、普段皆さんが使っている日本語で表現されています。

日本人でも日本語が分かっていないのが現状です。若者言葉や造語もたくさんありますが、結局のところそれも、日本語を略称したり言い換えているだけで、英語や韓国語、ましてやベトナム語でもありません。

2021年現在、本当に多種多様な日本語が存在しているのは明白です。だからこそ、言葉というのは難しいものなのです。

 

 

2.流行言葉の乱用に注意

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皆さんは普段、同年代あるいは同世代の人と話すことが多いと思います。極端に年の離れた人と話す機会は、おそらく仕事の上司や親戚の方たちぐらいでしょうか。

上記でも話したように、今や多種多様な日本語があるので、世代が違う人と話すときには流行言葉の乱用に気を付けましょう。

例えば、子どもがおじいちゃんやおばあちゃんに「それな」「ぴえん」といった言葉を使ったら通じるでしょうか? また、免許を取得しているぐらいの子どもをもつ親が「アッシー頼むわ」「それナウい」と言われて通じるでしょうか? 逆におじいちゃんやおばあちゃんが孫に「御御御付(おみおつけ)、こしらえたから」と話したら、それは伝わるでしょうか?

 

今の流行言葉や、逆に当時は流行言葉でも今や死語になった言葉など、日常生活の中で流行言葉を乱用したら、お互い何を伝えたいのか分からず、コミュニケーションがまともに取れなくなってしまうでしょう。上記のような言葉を使ったら、聞かれた側は「は?」と当然なってしまいます。

様々な世代の方と話すときは、ある程度言葉を選んで話すと良いでしょう。

 

 

3.お互いの常識は違う

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2の項目と派生する話になりますが、流行言葉を使うということは、自分の中ではその言葉の使い方が分かっているということです。でも相手も、その言葉の使い方を知っているとは限りません。

先程の「ぴえん」「それな」「アッシー」「ナウい」「御御御付」「こしらえる」は、使っている本人は言葉の意味を分かって使っていますが、聞かれた側はその言葉を理解していません。自分の常識と相手の常識は違います。

 

「この言葉は分かっているはず」「この言葉を知らないわけがない」「この意味を知っていて当然」と自分の感覚で思って話を進めると、結果的にコミュニケーションが取れなくなってしまいます。

逆に「相手はこの言葉は知っているかな?」「相手はこの言葉を知らないだろうな」「相手はこの意味を知るわけがないよな」など、一度ブレーキをかけて相手の立場を考えて言葉を使うことも大切です。

自分の常識と相手の常識は違うので、そこを考慮する部分が必要になります。

 

 

4.困った時の言い換え

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いろいろな言葉が行き交うと、どんな言葉を使うのが正しいのか分からなくなります。上記に書いたようにお互いが知らない言葉も当然出てきます。そうなったときは、違う言葉に言い換えてみましょう。

例えば、お年寄りと若い人がメールの送受信について話をしたとします。これからメールの送受信を学びたいお年寄りにいきなり横文字を乱用したら当然理解できなくなります。そんなとき、メールをもっと原始的なものに置き換えてみましょう。

「メールの送信は、ポストに郵便物を入れるのと同じです」「メールの受信は、自分の家の郵便受けに手紙が届いた状態と同じです」このように表現すると、物理的には違うことでもやっていることはほぼ同じです。メールの文化がない代わりに、手紙というアナログに置き換える事でイメージがわきやすくなります。

 

今回は一例としてメールにしましたが、このように世代で分かるものをイメージして置き換えれば、おのずとお互いが共通して分かる言葉を使って、コミュニケーションも取れるようになります。

 

 

いかがでしたか?

今回は、言葉の基礎について書いてみました。年代や世代を超えて話す機会があるときは、ぜひ「コトバの置き換え」を意識してみると、案外楽しいものかもしれません。コロナ禍で、対面で話す機会が減っていますが、コロナが落ち着いた際にもちゃんといろんな世代と話が合わせられるようにするには、こういった工夫が必要かもしれないですね。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!